親の老後、何から考えればいい?|最初に押さえたい4つの視点

親のこと、そろそろ考えようか
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「親の老後、そろそろ考えた方がいいのかな…」
そう思っても、何から手をつければいいのか分からない。
私も最初は、ただ漠然と不安を感じているだけでした。

でも、少しずつ情報を集めたり、身近な人の話を聞いたりする中で、
「まずはこの4つを軸に考えてみよう」と思えるようになりました。

私が考えた「4つの軸」とは?
・住まい
・お金
・健康
・人間関係
です。

今回は、私が実際に考え始めたときの視点をもとに、
親の老後を考える“最初の一歩”を整理します。

【住まい】どこで、どう暮らす?

実家が近ければ、できるだけ住み慣れた場所で暮らしてほしい――
そう思う人も多いと思います。
私も、もし実家が近かったら、きっとそう考えたと思います。

でも、わが家の場合は実家が遠方。
何かあってもすぐに駆けつけられない距離です。

子どもたちも手がかからなくなってきたので、
「最悪、私が実家に戻るという選択肢もあるかな」と考えたこともありました。

でも、実家は車がないと暮らせない場所。
今は運転できても、将来、私が免許を返納したらどうなる?
買い物も通院も、すべてが不便になるかもしれない。

一方、今住んでいる場所は、スーパーも病院もバス停も近くて便利。
「この環境に親を呼び寄せるという選択肢もあるかもしれない」
そう思うようになりました。

もちろん、現時点で認知症の症状があったり、
体が不自由だったりすれば、施設という選択肢もあったと思います。
でも、うちの親はまだ元気。
“元気な高齢者”にとって、施設はまだ早い気がしました。

”元気な高齢者”だからこそできること
▶高齢の親を呼び寄せるタイミングとは|「今しかない」と思った理由

【お金】老後資金と“いざ”というときの備え

うちの父は、昔からとてもきちんとした人で、
ライフプランを立てて「1年間にどれくらい使えるか」を計算するようなタイプです。
おそらく、老後資金や介護費用についても、ある程度は見通しを立てていると思います。

だからこそ、私はどこかで「お金のことは父がちゃんと考えているはず」と思っていました。
でも、あるときふと気づいたんです。
「ちゃんと考えている」と「家族が知っている」は、別の話だなって。

たとえば、もし父が突然倒れてしまったら?
認知症になって、判断力が落ちてしまったら?
どの銀行に口座があるのか、どんな保険に入っているのか、
誰がどのように手続きをするのか――
私たちは、何も知らないままかもしれない。

実際、普通の人はそこまで考えていないことが多いと思います。
でも、健康であれば計画通りにいくお金の話も、
大きな病気や認知症が入ってくると、話はまったく変わってきます。

本人の認知機能に問題があると金融機関が判断した場合、
口座が凍結されて、お金の出し入れができなくなることもある。
そうなる前に、何か手を打っておかなければ――
そう思うようになりました。

ちょうどその頃、義母が認知症になったお姉さんの成年後見人になったこともあり、
その大変さを間近で見ていた私は、
成年後見制度や家族信託についても、少しずつ情報を集め始めました。

👉 成年後見制度と家族信託、どう違う?|わが家が調べたこと
(作成中)

【健康】通院・介護・在宅医療のこと

今は元気でも、病気で倒れるかもしれない。
先のことは、誰にもわかりません。

離れて暮らしていると、親のかかりつけ医が誰なのかも分からないし、
「お父さんが倒れました」「お母さんが入院しました」と連絡をもらっても、
どう動けばいいのか分からず、きっとおろおろしてしまうと思います。

実家に帰省したとき、ふと電話の横を見ると、
かかりつけ医の連絡先や、かかっている病院の情報が貼ってありました。
「これはいい方法だな」と思いました。
いざというとき、誰が見てもすぐに連絡できるようにしておく。
それだけでも、家族の安心感は違います。

でも、実家が遠いと、やっぱりすぐに駆けつけられないのがネックです。
特に大きな病気もしていないし、定期的な通院もない今だからこそ、
住まいを動かして、新たな“かかりつけ”をつくるという選択肢もあるのでは――
そう思うようになりました。

将来、通院が難しくなったときのために、
在宅医療や訪問看護といった選択肢も含めて、
今のうちに一緒に考えておくのもいいかもしれない。
そんなふうに思っています。

【人間関係】ご近所づきあいと“見守り”

私の実家は、いわゆる郊外の住宅地。
同じ時期に家を建てて、子どもたちが育ち、
今は老夫婦だけが残って暮らしているような場所です。

ご近所さんも同年代が多く、
亡くなったり、施設に入ったり、子ども世帯の元へ引っ越したり――
少しずつ、周囲の人が減っていくことに、
両親は寂しさを感じていたようです。

「高齢になると、地域とのつながりが心強い」
そう思っていた私にとって、
“人が減っていくのを見る側のつらさ”は、あまり想像できていませんでした。

最近は、個人情報のこともあってか、
ご近所づきあいも以前より希薄になってきている気がします。
両親も、特に積極的に人と関わろうとはしていません。
老人会のような集まりは苦手で、
町内会も「義務だから」と続けているような状態です。
でも、高齢になると役が回ってくることもあり、それがまた負担になっているようでした。

呼び寄せを考えたとき、私は「環境が変わることで、親が寂しく感じないだろうか」と心配していました。
でも、うちの両親の場合は、別れを惜しむような友人が多くいたわけではなかったので、
意外と迷いはなかったようです。

まとめ

親の老後を考えることは、すぐに答えが出るものではありません。
でも、こうして少しずつ視点を持って考えていくことで、
「うちの場合はどうだろう?」と、家族で話すきっかけになります。

まずは、気になるところからで大丈夫。
一緒に、少しずつ考えていきましょう。

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