スープが冷めない距離だからこそできる「味の分担」

親と暮らす、日々のこと
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両親を呼び寄せたことは両親の将来を思ってのことです。ですが、実際には私にも大きなメリットがありました。食生活が充実したのです。

わが家と実家のメニューの違い

実家の食卓には、煮魚や焼き魚がよく並びます。母にとってはいつもの家庭料理。でも私にとっては、ちょっと特別なごちそうです。

というのも、わが家では魚料理がほとんど登場しません。長男は何でも食べてくれるけれど、次男は食材にちょっとこだわりがあって、魚のにおいが苦手。肉も鶏むね肉やささみはOKだけど、鳥皮や豚肉の脂身はNGという、なかなかのこだわり派です。

そんなわけで、次男がいるときの献立はどうしても偏りがち。以前は「作り置きおかず」をまとめて作って、保存容器からちょこちょこ出して食べるスタイルを試していたけれど、仕事をしながらではなかなか続きませんでした。

しかも、長男は外食が多く、食べ残しはすべて私のお腹の中におさまることに…。種類を増やせば増やすほど、自分に跳ね返ってくる始末。「作れば作るほど、自分の身についちゃうんだけどなぁ」と、苦笑いする日々。

そんな中、親を呼び寄せたことで、思いがけず食生活が改善されたのは、ちょっと笑ってしまうような話です。実家で魚料理を食べることで、自然と食卓のバランスが取れるようになってきました。

呼び寄せ近居だからこそできる“味の分担”

呼び寄せ近居を始めてから、実家とわが家、それぞれの食卓に自然と“役割”ができてきました。わが家では魚料理が登場しない代わりに、実家では魚が定番。お互いの食の好みや生活スタイルを無理に合わせるのではなく、違いを活かして補い合う。そんな暮らしの知恵が、食卓にも表れているように感じます。

母も「今日、食べていっていい?」と聞くと、ちょっと嬉しそうな顔をします。そんなときは、遠慮せずにちゃっかり甘えさせてもらっています。

住まいという“箱”を用意したのは私だけど、「ごはん」や「精神的な安心感」は、むしろ私の方がもらってばかり。
いつかは、ちゃんとお返ししないとなぁ…そんなことを思いながら、今日も実家の食卓で、ほっとする魚の味をかみしめています。

無理に合わせない、でも支え合える距離感

呼び寄せ近居の良さは、こういう“さりげない補完関係”にもあると感じました。父も母も私に頼りっぱなしにはなりたくない。むしろ頼られたい部分があるのだなぁと感じています。だから今は、適度に頼る予定です。

「味の役割分担」は、私たちが見つけた暮らし方のひとつ。呼び寄せようと思ったときには思ってもみなかったメリットに、ちょっと得した気分です。

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