「いずれは実家に通ってサポートすることになる」と思っていたけれど、心の中で問いかけていた。
「それで本当にいいのか?」
「今、動くべきではないか?」
夫を見送ってから、私は“後悔しない選択”を大切にし、呼び寄せる決断をした。
家族の安心を守るための呼び寄せ決断ストーリー
「うちは大丈夫」そう思っていた。両親は80歳を過ぎても元気で、買い物や外食も楽しんでいる。特に手助けが必要な場面もなく、私たちも「まだ先の話」と考えていた。
しかし、少しずつ周囲が変わり、ご近所の顔なじみが減っていく。 「最近、あの人見かけないね」という会話が増えるたびに、胸がざわついた。
いつか来る“その時”を待つ不安と現実
親は「迷惑かけたくない」と言うけれど、それは健康で元気であるからこそ。私も「元気だから大丈夫」と思いたい反面、心のどこかで不安を抱えていた。もし、どちらかが倒れたら?ひとり残されたら、どうなるのだろう?
実家までは車で片道2時間。何かあってもすぐに駆けつけられない。車を手放したら買い物は?病院は?弟は遠方に住んでいるため、両親の世話は私の担当になるだろう。介護が必要になれば、泊まり込みのサポートも考えられる。
見えないカウントダウンにおびえる日々
目に見えない不安が心に広がり、何も起きていないのに落ち着かない。 “その時”が来たとき、後悔しないだろうか。そんな思いが私を動かした。
呼び寄せた今の暮らしとの対比
あのとき、思い切って動いた。 そして今、親は私たちの近くで暮らしている。
何か特別な用事がなくても、気軽に顔を見に行ける。 「今日、スーパー行くけど一緒に行く?」と声をかけると、「じゃあ、ついでにあれも買いたい」と笑う母の声が返ってくる。
そんな何気ないやりとりが、今では日常の安心につながっている。
一番大きいのは、「近くにいる」というだけで感じられる安心感。電話越しではなく、直接顔を見て「元気そうだな」と思えること。それだけで、心が軽くなる。
もしもの時も、すぐに駆けつけられる。 それがあるだけで、見えない不安に押しつぶされることがなくなった。
「呼び寄せてよかった」 そう思える瞬間が、日々の中にちゃんとある。
まとめ:後悔しない選択のために考えるべきこと
「呼び寄せる」「呼び寄せない」どちらの選択も簡単ではありません。それぞれの事情や覚悟が必要です。
私自身も迷いました。親は元気で、今すぐに困っているわけではありませんでした。しかし、だからこそ「今」しかできないことがあると感じました。
正直に言えば、自分の暮らしや働き方を考えた上での“わがまま”もありましたが、親も少しずつ変わってきていました。ご近所とのつながりが減り、寂しげな表情を見せることも増えました。「そろそろ近くに行こうか」と切り出したとき、親も同じような不安を抱えていたのだと思います。
もちろん、すべてが順風満帆ではありません。しかし、今の暮らしの中で「あの時動いてよかった」と思える瞬間があります。それが私の答えでした。
あなたはどんな未来を想像し、どんな選択をしたいですか?


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